社会-2011年7月17日
http://nichigopress.jp/ausnews/news/24518/
特別なクジラに特別な保護を
QLD州環境大臣が発表
7月17日、QLD州政府は、アルビノ(色素欠乏症)のザトウクジラ、ミガルーのような特別な鯨を物見高い観光客から特別に保護する措置を発表した。
ビッキー・ダーリング環境相によると、7月中旬、知られている限り世界で唯一のアルビノのザトウクジラ、愛称ミガルーがタウンズビルとケアンズの間、ヒンチンブルック島近海で目撃されている。
しかし、これから、鯨の群れがQLD州沖を南に回遊する時季が来るため、2011年12月31日まで、ミガルーのような特別なクジラには特別な保護を与えると発表した。
同大臣によると、これから昨年より10%増の14,000頭程度のクジラがQLD州沖合を通過する。
自然保護の立場からも観光の立場からも、クジラの個体数が増えていることはうれしいニュースだが、人とクジラが衝突する可能性もそれだけ高くなる。
船長が船をクジラに近づけ過ぎた場合には、船員、船客、クジラのすべてを危険にさらすことになる。
そのようなケースでは船長に罰金刑が科せられることになる」と発表した。
体表の90%以上が白いクジラは「特別なクジラ」と指定され、書面による許可なくボート、ジェット・スキーならクジラから500m以内、航空機なら 2000フィート(約600m)以内の距離に近づくと最高$16,500の罰金が科せられる。
これが通常のクジラであれば、ボートなら100m、クジラから300m以内の距離にすでにボートが3隻いれば、ジェットスキーは300m以内に入ることができない。
意図的に近寄った場合には最高$12,000の罰金とその場で$300から$500の科料となっている。
ただし、雌クジラがウィットサンデー、リンデマン、グロスターなどの島近海で出産するため、この水域では、普通のクジラ、特別なクジラにかかわりなく、クジラから300m以内に近寄ることはできない。
ミガルーは、1991年にNSW州バイロン・ベイ沖合で初めて目撃され、当時は3歳から5歳程度だった。(AAP)
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